
Fラン大学からエンジニア就活成功への道:実体験に基づく就活戦略
Fラン大学の学生がエンジニア就活で成功した実体験を基に、就活の現実と成功のポイントを解説。インターン活用から面接対策まで、実践的なアドバイスをお届けします。
就活の現実:舐めてはいけない
多くの学生が「新卒はポテンシャルを見てくれるから、技術力がなくても大丈夫」と思いがちですが、これは大きな間違いです。
実際の就活では、アプリを作っているだけでもかなり苦戦するのが現実です。年々IT企業の求めるレベルが上がっており、しっかりとした準備と戦略が必要です。
就活を舐めていると痛い目を見ることになります。
就活スケジュールと準備
就活は計画的に進めることが重要です。以下が実際のスケジュールです:
大学3年の1-2月:遊びの時期
この時期はまだ就活を意識せず、大学生活を楽しむ時期です。3-4月:インターン探し開始
親友からの指摘で「そろそろ動かないとまずい」と気づき、インターン探しを始めます。5-7月:インターン応募と選考
ひたすら応募して落ちまくる時期。奇跡的に3社からインターン参加の機会を得ました。7-9月:インターン参加
- 1社目: KotlinとJetpackを使ったAndroidアプリ開発
- 2社目: 自分の実力の無さを痛感
- 3社目: Swift未経験ながら会計アプリのiOS開発に携わる
10-12月:本選考と挫折
- 1社目の本選考で1次面接落ち
- 3社目の最終面接で落ち、メンタルが崩壊
- 年末年始で就活をサボる
1-4月:再挑戦と成功
- ES添削を受けて書類選考通過率が向上
- 複数社の選考を受けて最終的に内定獲得
成功のポイント
就活で成功するためには、以下のポイントが重要です:
1. インターンは必須
インターンに参加していない会社の選考では、働くイメージがつかず志望動機も思いつきませんでした。インターンは就活成功の鍵となります。
インターンのメリット:
- 実際の業務を体験できる
- 社内の人脈を構築できる
- 志望動機が具体的になる
- 選考で有利になる
2. ES添削の重要性
キャリアアドバイザーではなく、現役エンジニアにES添削を依頼した結果、「何を言いたいのか全くわからない」と酷評されました。しかし、添削後のESは書類選考で落ちることがなくなりました。
ES添削のポイント:
- 現役エンジニアに依頼する
- 複数人に添削してもらう
- 添削結果を基に継続的に改善する
- 技術的な内容も含める
3. 本音で話す
「御社の理念に共感して」というありきたりな志望動機ではなく、「アプリを作りたかったからです」と本音で答えることで、面接の雰囲気が良くなりました。
本音で話すメリット:
- 面接官との距離が縮まる
- 深掘り質問にも答えやすい
- 記憶に残りやすい
- 自然な会話ができる
4. 第一志望に囚われない
第一志望を決めてそれに向かって突き進むのは良いことですが、落ちた時のメンタルダメージは大きいです。第一志望群を設定することをお勧めします。
第一志望群の設定:
- 複数の企業を第一志望群に設定
- 各企業の特徴を理解する
- 落ちても他の選択肢があることを意識
- メンタル管理を重視
5. マルチ就活
一人で就活するのは無理です。情報収集、ストレス発散、悩み相談、添削、練習など、すべて他の人の協力が必要です。
マルチ就活の要素:
- 情報収集
- ストレス発散
- 悩み相談
- ES添削
- 面接練習
- モチベーション維持
内定を獲得した会社の特徴
最終的に内定を獲得した会社の特徴は以下の通りでした:
会社概要
- 業種: 主に受託系メイン、BtoCをターゲット
- 開発: iOS/Androidアプリ開発がメイン
- 規模: 従業員数100-150人程度の中規模
- 案件: 大規模案件(みんなが知っているアプリを開発)
この規模感が、成長しながらも一人一人に目が届く環境を作っています。
待遇
- 給与: 月給30万円程度(年収400万円程度)
- 勤務地: 東京寄りだが千葉県
- 福利厚生: 充実
特に学習支援が充実しており、エンジニアとして成長しやすい環境です。
職場環境
- 人間関係: 良い人が多い
- 雰囲気: 社員全員が挨拶をしてくれる
- 評判: 元社員からも「いい会社」との評価
職場の雰囲気は非常に良く、働きやすい環境が整っています。
就活で学んだ教訓
就活を通じて学んだ重要な教訓をまとめました:
1. 就活を舐めるな
「新卒はポテンシャルを見てくれる」という甘い考えは捨てましょう。しっかりとした準備と戦略が必要です。
現実:
- 年々IT企業の求めるレベルが上がっている
- アプリを作っているだけでは不十分
- 競争は激化している
- 準備不足は致命的
2. 継続的な努力
内定はゴールではなくスタートラインです。卒論を書いて無事に卒業し、その後も継続的にスキルアップを図る必要があります。
継続的な努力の重要性:
- 内定後も学習を続ける
- 卒論をしっかりと書く
- 入社前の準備を怠らない
- 長期的な視点を持つ
3. 周囲との差を認識
まだまだ未熟で、周りのエンジニアに追いつくためには継続的な努力が必要です。
現実的な認識:
- 自分はまだ未熟である
- 周りのエンジニアは優秀
- 追いつくには時間がかかる
- 謙虚な姿勢が重要
まとめ
Fラン大学の学生でも、適切な戦略と努力によりエンジニア就活で成功することは可能です。
重要なのは:
- インターンへの積極的な参加
- 現役エンジニアによるES添削
- 本音での面接対応
- 第一志望群の設定
- マルチ就活の実践
就活は決して甘くありませんが、正しい準備と戦略により、理想の会社から内定を獲得することは可能です。諦めずに継続的な努力を重ねてください。